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素直

頭がいい、要領がいい、運動神経がある、美しい、
などなど
人の美点とされるものは幾つもあるけれども、
長い目で見て
素直である、ということが人間の幸せや成長にとって何よりも一番大事な才能ではないか、と最近よく考える。ほかの何よりもの財産だな。
小さい子を育てている人は、そこを伸ばしてあげてほしい。


同じ境遇に同じように在るとして、
素直に助けが必要です!と手を差し出す人には沢山の親切や幸運や教えが降ってくるものだし、
笑顔でありがとう、と心からの感謝を返してくれる人には、人はもっと何かしてあげたくなるものだろう。

逆は言わずもがな。


決して媚び、の薦めではない。
不器用さんが損している、というのも誤差の範囲。
本当の気持ち、というのは良くも悪くも時間が経てば必ず伝播していくものだ。


他人に対して素直であることもだけど、
自分自身に対して素直、真摯であること。
が、出来てないと
色んなところに歪み、不協和音が鳴り始める。
人間の描く文様は、まさに音そのものだと思う。


自己の奥深い、本当のところを見つめることは
時にとても苦痛や恥辱を感じる行為だ。

孤独の耐性には
向き、不向きもあるとは思うけれども


本当のところ、に焦点を当てた時、
浅いところで湧いてくる小さな孤独や不安を
とりあえず何かで埋めようと
足掻き続けるのも
それはそれで苦しいことだと思う。
しかし本質は自分にも他人にも、隠し果せない。


資質、性格はそう簡単に変えられるものでは無いだろうし。

皆んな、それぞれに学びの途中なんだな。


今、うちの中では、常に真の素でいられることこそ、最強説。
そして、それはとても難しい。